ガーデニングの基本
ガーデニングは、広い庭がなくてもちょっとした工夫で手軽に始められます。

ガーデニングの基本をマスターするために、
まず土を勉強しましょう!
土の準備
よい土の条件

用途に合わせた土選び!

  花を育てるにあたって、最初に考えなければならないことは何でしょうか? まず、よい土を選ぶことから始めます。
   よい土を選ぶためには三つの条件を満たしていなければなりません。是非この機会に3大条件を覚えておきましょう。
【1】水はけに優れていること。  とくに鉢植えなどでは、狭いスペースで花を栽培することになるので、みずやりをしたら表面にたまらず、スーッと浸透していく土が好ましいでしょう。
【2】水分をきちんと保持できる。 水やりをしてもすぐに乾かず、長い時間水分を保持できる土が好ましいでしょう。
【3】土中に空気が十分通る。 土の粒と粒の間に適度な隙間があり、空気が十分に含まれていること。
 ● 良い土選びの条件は、まだまだ他にもあります。 ※植物に必要な養分をきちんと保持できること。 ※土そのものに、栄養がよく
   含まれていること。 ※土の酸度が極端でないこと。 ※雑菌や害虫に侵されていないこと。 出来れば雑草の種が混ざっていない
   ことも確かめてみたいものです。

 ● これらのすべての条件を満たす土を作るのは、初心者にはチョッと難しいです。ある程度経験をつんで慣れるまでは、あらかじめ
   養分や肥料分がブレンドされた、市販の培養土を利用した方が無難でしょう。


 ● 培養土は、ベーシックなものから、室内栽培用のもの、ハンギングバスケット用、種子まき用、ハーブ用と、栽培の目的や植物の
   種類などによって、さまざまな土が市販されています。 当サイトおすすめの培養土をいくつか紹介いたしますので、興味のある方は
   ご覧下さい。
●固まりにくい良質の培養土で、「特撰」素材、海藻堆肥と良質な有機質の配合により、根の発育を
 良くし丈夫に育てることができます。
●海藻入りの有機質の土で清潔で室内でも安心してお使いいただけます。また、ロックウール配合で
 土を軽量化で取り扱いも楽ちんです。

球根の土
●秋植え、春植えともに使うことができる球根の土。ユリなどの比較的水を好むものから、チューリップ
 などの比較的乾燥した環境でも育つものまで対応できるレシピを実現。

アクアゲイン
●軽いのはもちろんのこと。軽くすることで保水力が低くなってしまうトラブルをアクアゲインが解決します。
 アクアゲインは植えた後からでも与えることのできる保水剤。

サイフォン用土
●サイフォン用土はガラス容器やカップなどの底に穴のない器で植えることができます。水やりの目安は、
 サイフォン用土の色が白っぽくなったら、鉢・容器の4分の1ぐらいの容量で与えます。

捨てられる土
●使用後は燃えるゴミとして捨てられるエコ商品。もちろん植物もよく育ちます。原材料は杉の皮がベース。
 清潔なので、室内でも安心してご利用いただけます。

水生植物の土
●睡蓮やカラー、チャワンバスなどの水生植物の栽培に適した培養土です。
 水の中でも崩れにくく、扱いやすい用土です。

●用土とは?

      植物を栽培するために必要な土を用土といいます。用土は、植物の種類や目的によって数種類を混ぜ合わせて
       使うのが一般的です。

      
用土は単品で使っても効果がありません。それぞれをうまく組み合わせて、各用土の長所を生かすことが大切です。
       よく用いられるのが
腐葉土3に対して赤玉土が7の割合。この割合は、ほとんどの草花や鉢花栽培に向いています
       ので覚えておくとよいでしょう。 しかし、土の性質によって用土の配合の割合も変わってきますので、土や植物の
       性質を見極め、植物に適した混合配分をこれからの経験でつかんで下さい。
用土の種類
【腐葉土】:広葉樹の落葉を積み重ねて腐敗させた土。軽いのが特徴で、排水性・保肥性ともに優れています。質の悪いものもありますので、使う前に日に当てて乾燥させたほうがいいでしょう。
赤玉土 関東ローム層の火山灰土の下にある土です。大粒、中粒、小粒のものがあり有機成分は含んでいません。
通気性がよく保水性に優れ、腐葉土などをブレンドして使用します。鉢植えにもよく使われる、ポピュラーな
土です。
鹿沼土 栃木県鹿沼地方で採れる、火山灰の下にある土です。通気性、保水性、排水性、ともに優れpHは6前後。
無菌なので、ツツジ科の植物やランの栽培など、移植などにナイーブな植物に最適です。
【バーミキュライト】:北米モンタナ州のひる石といわれる石を、約1000℃の高温で焼いて、細かく処理
したものです。通気性、排水性、保水性に優れ、無菌で養分は含んでいません。そのため挿し木や種子
まきによく使われます。
黒土 赤玉土とは違い、関東ローム層の火山灰の土の表面にある土です。有機成分をとくに多く含んでいます。
水に濡らすと固まりやすいので、ブレンドするときは、水はけのよい腐葉土と一緒に使用します。
【ピートモス】:寒い地方の水ゴケが、長い期間をかけ蓄積し、泥炭化したものです。通気性、保水性、
排水性、保肥性に優れ、これを圧縮して作られたのがピート板です。種子まきによく使われます。
【鉢底土】:土を入れる前に、鉢のそこに入れる軽石です。通気性、排水性がよく、鉢内の余分な水分を排出し、
根の酸素不足を防ぐ役割があります。
敷く目安は、コンテナは鉢底から2cm、吊り鉢で4分の1ぐらいです。
インテリア
バーク
ツガ、モミの木の樹皮を砕いたものです。通気性と排水性に優れ、土の上に敷くことで、土の飛び散りを防ぎます。
インテリア効果も高いです。おもに室内で管理する観葉植物に多く利用されます。
水苔 池や沼などの湿地帯で採れるコケを乾燥させたものです。非常にたくさんの水を吸収し、通気性、保水性に優れて
います。とても軽いので、ハンギングバスケットの土表の乾燥を防ぐのに重宝しています。水につけて、戻してから
使います。
ゴールデン
ピートバン
ピートモスを圧縮し、pH調節したものです。こまかい種子をまくときや、小さい苗の植付けに使用します。完全無菌
状態で、苗立ち枯れ病など、病害虫の心配が無く生育初期に必要な肥料まで含まれています。給水させ、膨張
させてから使用します。

●肥料の重要性

     植物は、水や二酸化炭素、酸素、土だけでは長生きすることが出来ません。長生きするためには、窒素・リン酸・
      カリウムの3大要素
が必要です。これらは、土に不足しがちな要素なので人の手によって与えなければ、植物は、
      長生きできないでしょう。


    肥料は与える時期によって呼び方が異なります。長生きを促進させるために施すものを原肥といい、栽培を始める
       ときや、定植・植え替えをするときなどに用いられます。

      
原肥の効果が薄れてきた頃に、成長状態を見ながら与えるのを追肥といいます。これには、液体や粒状など、さま
       ざまな形状があり、植物の状態によって使い分けをします。
   
      
さらに肥料には、有機質肥料無機質肥料の2種類があります。有機肥料は、動物や植物から得られる栄養分で
       即効性は無いが、穏やかな効き目があります。そのため、原肥として使われています。

      
無機質肥料とは、無機質を原料として化学合成したものです。速効性はありますが、与えすぎると根にダメージを
       与えることがあります。無機質肥料の中にも、速効性のあるもの・穏やかに効くもの・与えてから時間をかけてジワ
       ジワと効いてくるものがありますので、植物の状態を見極めてから肥料を選びましょう。
おすすめ肥料
緩やかに効果が持続。安全性の高い、置くだけの手軽な肥料です。においがないので室内・ベランダ・
 温室での使用に最適。
●野菜・花壇・果樹・芝生などに、元肥・追肥として最適です。 中温発酵で作成した完全有機肥料
 なので、有機微生物の増殖により土壌を年々肥沃にします。
●有機肥料なのでハーブティーやハーブ料理などのハーブの栽培に安心して使えます。リン酸やイオウに
 よってハーブの香りがます効果があります。
●芝の肥料です。細粒で根元に入りやすく葉やけなどが少ないのが魅力。
球根の肥料です。有機成分、アミノ酸の働きで、肥料の吸収を促進します。花は大きく色鮮やかに
 葉のつやを良くします。
●骨粉+油粕の相乗効果で幹が丈夫にし、花の色つやを良くします。花・実をつける植物に最適です。
※追肥はこちらをご覧下さい! ※害虫駆除の薬品は、こちらから!

●植物を用意する

       草花は生育特性から、宿根草(多年草)1,2年草球根草花に分けられます。宿根草は、株が何年も生き
        続け、毎年、季節が来るたびに花を咲かせます。
         
       
1、2年草は、花後株が枯れるもので、秋に種をまくと翌年の春に咲くもの(秋まき1年草)、 春に種をまくと
        その年のうちに咲くもの
(春まき1年草)、 春に種をまくと翌年咲くもの(2年草)があります。パンジーや
        コスモスなどは、1年草です。
       
       
宿根草を植える場合は、用土も長持ちするものを使いたいものです。花苗を購入するとき、宿年草か1、2年草
        かわからないときは、当サイトの花(フラワー)の種類をご利用下さい。。
      ★ここまでで、土・肥料・花の基本的な説明は終わりです。次は、いよいよ植付けの説明へと移ります。
       植付けは、初心者向けの
《苗の植え込み》、そしてステップアップして《種子・球根の植付け》の説明へと
       移りますので、お時間のある方・興味のある方は是非ご覧になって下さい。
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