ガーデニングの基本
花作りの基本となる土の準備ができたら、
  苗の植え込みに挑戦してみましょう!
土の準備
鉢植えの手順

用意する物

          植え替え用土  素焼き鉢(口径23cm、高さ17cm)  鉢底用赤玉土(中粒)  暖効性化成肥料 
          鉢底ネット くま手  植木ハサミ  用土入れ

植え替え手順

 【1】株を傷めない様に、鉢から抜き取ります。根の部分を根鉢といいます。 
【2】根鉢の周囲を、小さなくま手で軽くかくように崩す。(※注1)
 【3】古い根や、絡み付いている部分をハサミで切り取る。
 【4】水抜き穴に、鉢底ネットを敷き、水はけを良くする為に中粒の赤玉土を鉢の高さの1割
   ぐらい入れる。
 【5】用土を入れる。鉢底を据えたとき、鉢の縁から鉢の高さの1割ぐらい下になるように用
   土の量を調節する。
 【6】根鉢を据える。根鉢の表面が鉢の縁から下がってっているようにしましょう。
   この下がった部分が、ウォータースペースになります。
(※注2) 
【7】根鉢の周囲に用土を入れる。
【8】水抜き穴から、水が流れるまでタップリ水を与えて、植え替え完了(※注3)ここまでの
  手順は、観葉植物の植え替えと、だいたい一緒です。


     
(※注1)
根鉢を崩す 根が鉢の内側に沿ってピッタリと張りついているので、植え替え後の生育を促す為、
          軽く根をほぐす。なお、開花中のものは、根鉢が大きく崩れないように注意する。


     
(※注2)ウォータースペース 水やりをしたとき、水があふれ出ないように寝鉢の表面を鉢の縁から2〜3cm
          下にする。

     
(※注3)水やりのコツ 鉢花の水やりのコツは、鉢土の表面が乾いたとき、水抜き穴から流れ出るまでたっぷり
          与えること。水と一緒に土中に新鮮な空気が送られ、根の生育をよくする。常に湿った状態にすると根が
          呼吸できず、根腐れする。
          
   Q:最初は、どんな鉢を選べばいいのかな? A:水はけがよく、通気性に優れていてどんな草花でも合う、素焼きの鉢や
     コンテナがおすすめ! 根を多く張る植物は、少し深さのある鉢がよいでしょう。

   
Q:植付けの際に使う道具を教えて下さい? A:土をすくう土入れ、網目の大きさが変えられるふるい、スッコップ
     、手袋、シャベル、園芸用ハサミ、ジョウロ、霧吹き、ガーデニング用マットなど、必要最低限のものは揃えておき
     たいものです。

 
         この機会に、苗と一緒に必要最低限のガーデニング用品も揃えておきましょう。

●種子・球根からそだてる!

                            【種まきの基本】

       大きな種はポットに、小さな種は平鉢にまき、種の厚みの2倍覆土する。 実際に大きな種のアサガオと、小さな種の
       マリーゴールドを使い、まいてみましょう。
 6号の平鉢、7.5cmポットに用土を入れて種まきの準備をします。
 種まきの用土は赤玉土(小粒)と腐葉土の等量混合土を使います。
 
 ●アサガオをまきます。割り箸などで種の厚みの2倍の深さまで穴を開け、種を2粒まく。発芽後、
  1本に間引きます。このまき方を、『つぶまき』といいます。割り箸の代わりに指などで穴を開け
  たりもします。
 ●マリゴールドをまく。ハガキくらいの厚みの紙に種をのせ、鉢に均一に落ちるようにまく。
  『ばらまき』というまき方です。はじめに8割ほどまき、その後空いている部分を埋めるように
  残りをまきます。
 ●種が隠れる程度に覆土する。この後水を与えて完了です。
     1,2年草は簡単に種から育てることができます。種から育てればたくさんの苗ができますから、大きめのコンテナに
     あふれるように咲かせたり、住まいのをあちらこちらを花でいっぱいにすることもできます。なによりも芽が出て、大きく
     育つまでの過程を十分楽しめますので、是非、挑戦してみてください。
【球根の植え方】
      球根の植付けは、ある程度の深さのある庭や花壇、もしくは鉢が適している。また、球根の地上部が枯れた後、堀り
      上げて保管するものがあります。


      (1)球根が分球され、植えすぎているもの。 (2)球根の原産地と栽培環境が異なるため、夏越しや冬越しが難しいもの
      (3)何年も栽培している。このような球根は、堀り上が必要になってきます。
【庭植えの場合】: 庭に直に植える場合は、球根の大きさに対し約3倍の深さを目安に
            すること。
種類や植え付け時期を記したラベルをつけておくことも忘れ
            ないようにしましょう。後々、たいへん役に立ちます。
【鉢植えの場合】: 鉢植えの場合は、根が十分に張れるよう、深い鉢を用意することです。
            植え付けは、球根の頭部が少し隠れる程度に浅くします。
路地に球根を植える際の深さの目安
球根名 深さと球根どうしの間隔 球根名 深さと球根どうしの間隔
ムスカリ 深さ:5cm   間隔幅:10cm スノードロップ 深さ:5cm   間隔幅:5〜6cm
クロッカス 深さ:5cm   間隔幅:10cm フリージア 深さ:5cm   間隔幅:6〜10cm
ラナンキュラス 深さ:5cm   間隔幅:15cm アネモネ 深さ:5cm   間隔幅:15cm
スイセン 深さ:5cm   間隔幅:10cm チューリップ 深さ:5cm   間隔幅:5cm
アマリリス 深さ:5cm   間隔幅:20cm ダリア 深さ:5cm   間隔幅:20cm
グロリオサ 深さ:10cm   間隔幅:20cm ヒヤシンス 深さ:10cm   間隔幅:5cm
グラジオラス 深さ:10cm   間隔幅:5cm カンナ 深さ:20cm   間隔幅:60cm
ユリ 深さ:20 cm   間隔幅:20cm
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